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お伝えしていたザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)と出資先の米鉄道大手CSXの件の続報です。
25日にCSXの定時株主総会が開かれましたが、取締役選任議案の投票結果をめぐって会社側とTCIの見解が対立、投票結果を再集計する事態になっています。
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米鉄道大手CSX、株主総会で英ファンドと対決(日本経済新聞2008年6月26日)
英ヘッジファンドのザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)が資産活用などを巡って圧力を加えている米鉄道会社大手CSX(フロリダ州)が25日、年次株主総会を開いた。取締役選任で会社側が推薦する候補とTCIが推す候補の得票率がきん差となったため、投票結果を再集計する。
CSXは第三者機関を通じて投票結果を再集計し、7月25日に発表する。TCIは現在CSX株式の4.4%を保有する第3位の大株主。同じく4%超を保有する米ヘッジファンドとともに昨年来、自社株買いや増配、遊休資産の有効活用を求めてきたが、CSXが拒否。12人いる取締役に、自社が推薦する候補者5人を送りこもうと株主提案し、委任状争奪合戦となっていた。(ニューヨーク=松浦肇)(16:03)
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TCIは推薦する取締役候補を株主提案しており、委任状勧誘していました。
結果、それらの候補が選任されたとしています。
会社側はこれを否定しており、再集計するとされています。
第三者機関を通じて再集計するとしていますが、結果如何によっては法廷闘争になるかもしれません。
株主総会に先立ち、TCIはスワップ取引等で持株比率を5%超になっていたことも証券法の5%ルールの開示の対象であるとして、証券法違反とする司法判断が示されていました。
CSXの求めていた議決権行使の差止めは認めらなかったため、株主総会はこのように行われましたが、TCIも色々と不安定な要素を抱えていることが伺われます。
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