改正金商法、6日に成立へ


改正金融商品取引法が明日6日参議院本会議で可決成立することになりました。
プロ向け市場の創設などが注目されていますが、色々な内容が盛り込まれている重要な改正です。
金融商品取引法等の一部を改正する法律案
上記リンク先の法律案の概要をごらんいただくと、改正法の大まかな内容が分かりやすくまとめられています。
内容が3本柱からなることがわかりますが、「Ⅲ 公正・透明で信頼性のある市場の構築」の「2.訂正命令を行う開示書類の縦覧の制限」とは何を意味しているかお分かりになりますか。
このブログでは少し前に言及しましたが、虚偽の開示書類をEDINETから削除する権限を金融庁に与えるものです。
テラメントの一件で、訂正命令を出したものの応じないため、NTTとかソニーとかトヨタを買収しましたと宣言しているとんでもない大嘘の大量保有報告書がそのままになっています。
これを削除するために権限を与えるというものです。
当然のことではないかとも思えますが、虚偽かどうかの判断は実際には非常に難しいといわざるを得ません。テラメントのように兆単位でお金が必要なことができるわけがないので明らかな場合ならいざ知らず、実際には非常には早々発動できないでしょう。
そもそも訂正命令を出すことも難しいでしょう。
さて大量保有報告書の虚偽記載には金商法に虚偽記載の罪が定められていますが、テラメントの件では告発を見送ったそうです。
聞くとなるほどというか馬鹿馬鹿しい理由でしたが、告発くらいはしてもいいのになと思いました。
告発してその後に、起訴猶予処分にするのでも良い訳ですので、毅然とした態度を示してもいいのではないかと思いました。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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