グッドウィル、再建計画に関する総会議案を続行 継続会は6月7日に


色々と問題が発生して経営再建中の人材派遣大手グッドウィルですが、23日の株主総会で再建計画に関する定款変更と第三者割当の募集株式発行の二つの議案が、筆頭株主ユナイテッド・テクノロジー・ホールディングスが事前の議決権行使で反対を投じたため可決の見通しが立たないとして、日程を先送りする続行がなされました。
グッドウィルのプレスリリース
続行というのは何だと思われるかも知れません。
会社法317条に簡単な規定が用意されているものです。
第317条(延期又は続行の決議)
株主総会においてその延期又は続行について決議があった場合には、第二百九十八条及び第二百九十九条の規定は、適用しない。
延期というのは、議事そのものの延期、続行とは審議未了であり後日に続けるというものです。
そこで、上記の条文の意味ですが、株主総会では事前に召集通知に記載した議事しかできませんが、召集通知に記載しないでも、議事の延期または続行は必要に応じて決議できるというものです。
よって総会に出席した株主しか延期または続行に関しては議決権行使できないので、株主権行使に不平等が生じることを法が認めている場合ということになります。
議事運営に関するものなので、まあよいと考えているのでしょう。
緊急動議の類には書面投票や電子投票はできないので、その点はいいのかということが以前より問題となっていますが、少なくともその問題は生じないわけです。
総会の様子が分からないのでどちらなのか判断はつかないのですが、グッドウィル自身は続行だとリリースしているので、一部議事には入ったのでしょう。
延期・続行となると、それまでの議決権行使の委任状などの効力は後日の継続会にそのまま及びますので、現在の議決権行使状況は持ち越しになります。考えが変わって総会に出席して異なる議決権行使をすることもできます。
よって、まだ行使していない株主に賛成を促すほかにも変動は理論上はありますが、わざわざ変えることは面倒ですのであまり期待できないともいえるでしょう。
とにかく非常に珍しいケースであるのは確かに思えます。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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