米連邦地裁、任天堂のWiiなどのコントローラーが特許侵害であるとして損害賠償を命じる評決


アメリカのテキサス州連邦地方裁判所で、任天堂のゲーム機のWiiとゲームキューブのコントローラーが米社の特許を侵害しているとして、陪審団によって損害賠償を命じる評決が出されたことが明らかになりました。

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任天堂に22億円支払い命令、特許侵害訴訟で米地裁(日本経済新聞2008年5月16日)

【ニューヨーク=小高航】米テキサス州の地裁陪審団は14日、任天堂のゲーム機コントローラーの設計を巡る特許侵害訴訟で、任天堂に2100万ドル(約22億円)を米特許管理会社アナスケープに支払うよう命じる評決を出した。AP通信などが15日報じた。

 家庭用据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」や「ゲームキューブ」のコントローラーの設計について特許侵害を認定した。ただコントローラーの微細な振動を感知してゲームに反映するウィーの技術については、特許侵害は認められなかったようだ。

(略)
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まだ、陪審の評決で判決ではなく、裁判所は評決に従わないことや陪審審理のやり直しもできますが、まず評決のままの判決が出ることが大半です。
よって、任天堂にとっては特許侵害が認定された判決が出される可能性が高いといえましょう。

テキサス州の連邦地方裁判所は、日本企業が特許侵害でよく訴えられるところで有名です。
原告の米国企業は特許管理会社ですし、法定地がテキサスであることから、よくある例の一つということになります。

賠償だけが言及されているだけで差止め等についての判断がどうなったのかは定かではないのですが、特許侵害があるとなると今後のWiiの販売に影響がでることになりますので、侵害でない判断をうるか、ライセンス契約を結ぶ等をしなければなりません。
判決が出てからの判断になるのでしょうが、任天堂としては控訴するのではないかと思われます。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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