ソフトバンク、ゼンリンなど無議決権配当優先株のため定款変更へ


東証は、すでに上場している企業に限ってですが、それらの企業の無議決権株式の上場も認めています。
今のところTMIが関与したことで有名な伊藤園のケースしか実績がないのですが、ここに来てソフトバンクとゼンリンが後に続くことが明らかになりました。
日経の報道では、ここに来ての動きは4月28日に、東証が種類株上場の基本原則を公表したことを受けてのものであるとしています。
ソフトバンクのリリース
ゼンリンのプレスリリース
この定款変更によって発行が可能となるのは、無議決権の代わりに配当が優先される株式です。
伊藤園のと全く同じですが、伊藤園のは最大で普通株式に比べて配当が最大3割増なのですが、ソフトバンクのは2倍から5倍になるとされ非常に配当に手厚いものになるとされています。
もっとも、ソフトバンクが今回発行しようとしているのは既存株主に対して無償で発行するものですので、会社規模を拡大するための増資とは異なります。よって配当にまわす利益の総体を増やさないということになったら普通株式の分が移転するだけです。
日本株にしては珍しく配当を重視したすばらしいものになるかはまだわかりません。
仮に本当に配当を手厚くするのでしたら、配当負担は相当増えることになりましょう。
伊藤園の無議決権配当優先株の株価自体は低迷とはいいませんが、微妙な推移をしているのが現実です。
日経もたしかあまりよろしくない評価を以前していました。
果たしてコストに見合った利用ができるかですが、今回のソフトバンクに関しては個人株主の呼び込みとされています。
意図は企業によって様々で、買収防衛策に使えると考え手のものも出て来るかもしれません。
今後に注目したいと思います。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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