最高裁、精神鑑定は合理的事情がない限り尊重するべきと判示


刑事事件で責任能力が認められるかについては、精神鑑定を行いその結果に基づいて判断がなされます。
鑑定結果はあくまで医学的なものであり、法的な判断は別であることから鑑定結果に裁判所は拘束されませんが、最高裁は、鑑定に関してそれを採用し得ない合理的な事情がない限りこれを尊重するべきとする判断をしました。
最高裁判所第二小法廷平成20年04月25日判決 平成18(あ)876傷害致死被告事件
別の客観的な事情から鑑定結果と異なる判断をすることはあるわけですが、鑑定結果を採用しない判断は鑑定そのものに対して何らかの事情がある場合であるべしというわけです。
あくまで「十分尊重」ですので、裁判所が鑑定結果に拘束されるということとは異なりますが、非常に大きな意味を持つ判断ではないかと思います。

【資格の大原】行政書士講座

【ポータルナビ】資格・スクール資料請求

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)