東京地裁「ほっかほっか亭」の商標使用権を総本部に認める プレナス敗訴


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一連の「ほっかほっか亭」問題のうち、東日本と九州でエリアを運営するプレナスが「ほっかほっか亭」の商標権の使用料をほっかほっか亭総本部に請求した訴訟の判決が東京地裁であり、総本部に商標の使用権を認めて、プレナスの請求を棄却しました。
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「ほっかほっか亭」の商標、総本部に使用権・東京地裁(日本経済新聞2008年4月26日)
持ち帰り弁当「ほっかほっか亭」の商標の使用権を巡る訴訟の判決で、東京地裁(阿部正幸裁判長)は25日、営業権を管理する「ほっかほっか亭総本部」(東京・港)に商標の使用権を認めた。ほっかほっか亭チェーンの商標権を持つプレナスは「総本部に商標使用権はない」として約9000万円の損害賠償を求めていたが、棄却した。
(略)
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運営会社がフランチャイズの本部を商標で訴えている自体がおかしな感じがしますが、これはプレナスが商標権を持っていた会社を買収したためねじれ現象が生じたものです。
判決では、買収前に総本部に対して行っていた合意が存続していると判断しました。
買収によって従前の契約がどうなるかはよくある問題ですので、その例の一つといえるかと思われます。
従前の契約をそのまま引き継ぐとしておいても債権的効力しかありませんし、紛争となった時点では関係がこじれているので、任意の履行というのは期待しにくくなります。
するとこじれていることから契約内容の履行を実現することもあまり意味がなく、金銭的解決に流れるということになりますが、今回はプレナスが新しいブランドを作っている側なので、現状の固定という結果をもたらすことになりそうです。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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