米スターバックスでも管理職か否かが問題に


先日、マクドナルドの店長は管理職ではないという判断が東京地裁でなされたのは記憶に新しいところですが、時を同じくしてアメリカでも似たような問題が争われています。

大手コーヒーチェーンのスターバックスで「スーパーバイザー」という職が管理職であるかが問題とされています。
管理職であるとチップの分配をしてはいけないという州法がカリフォルニア州法にあり、その適用をめぐる問題です。

請求自体はスーパーバイザーに分配された分のチップを請求しているものですが、その判断の中で管理職ではないとすると、手取り報酬を維持しようとするとチップで賄っていた分の賃金を会社が負担しなくてはならないため、アメリカの外食産業が注目する事件となっています。

地裁判決では管理職と判断したとのことで、会社側が控訴しているのではないかと思われ、引き続き注目を集めているようです。

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「管理職」定義で論争、米スタバでも・チップ分配の可否で裁判(日本経済新聞2008年4月3日)

米国で、コーヒーチェーンのスターバックスの店舗で働く「スーパーバイザー」という肩書の店員が管理職か一般店員かで論争になっている。日本でも外食店店長の残業代を巡る訴訟があったばかりだが、企業の人件費に深くかかわる問題だけに、米外食業界は論争の行方を注視している。

 論争の発端は、カリフォルニア州のスターバックスの店員らが起こした訴訟。客が置いていったチップをスーパーバイザーにも分配したのは管理者へのチップの分配を禁止した州法に反するとして同社を訴えた。同州地裁はこのほど、スーパーバイザーを管理者と認定、スターバックスに対しスーパーバイザーが受け取ったチップに利子などを加えた計1億600万ドル(約106億円)を店員らに返還するよう命じた。(ロサンゼルス=猪瀬聖)(03日 18:25)
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時間外手当とチップで労働慣習の違いを感じますが、実質的な問題は似たようなものだと思います。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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