今日の日経で東大生の就職先が官庁や日本の大手企業から外資に変わってきているという話が載っていました。
みんながみんな外資に行く(行ける)わけではなく、以前は全くいなかったのが今は着実にいるというくらいなのですが、確かに気質の変化はあるでしょう。
知人でも、記事で特に取り上げていた外資系金融機関やコンサルタントで働いている人がいて、過労死してもおかしくないくらい朝から晩まで働いています。
そして記事にあったようにものすごく稼いでいます。
日本企業にいては絶対無理な稼ぎをしているのは確かですね。
私なんかとは金銭感覚が違いました。
多分、金を稼ぎたいというのではなく(そういう人もいるとは思いますが)、日本的に順を追っていかねば報われない人生がわずらわしいという思いがあるのだと思います。
私自身は日本的風土を純粋培養した化石みたいな会社にいました。
会社のしている事業が私の好きなことをしているので、それだけで耐えてきましたが、そういう興味関心がないなら今の学生さんには絶対に無理だと思います。
パターナリズムよりも自己実現というご時世になったということでしょう。
長くいれば報われるんだというのはあまり響かないようです。
もっとも長くいてもそのときには報いるどころではない時代になっているだろうことを敏感に感じ取っているだけなのかもしれません。