プレナス、フランチャイズ契約解除、東日本と九州の「ほっかほっか亭」は別ブランドへ


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「ほっかほっか亭」の東日本と九州地区の店舗を運営しているプレナスが、商標管理をしている総本部との交渉が不調に終わったとして、フランチャイズ契約の解除を発表しました。

プレスリリースはこちら

契約解除の日である5月14日から商標を変更することになると思われます。

これに対して、総本部側は、フランチャイズ契約解除後1年間は、競業避止義務があるとして法的措置を匂わせています。
これに対して、プレナスは、競業避止義務はないとして、事実と異なることを総本部が述べているとして非難しています。

競業避止義務に関してのプレスリリース

総本部の主張するところの競業避止義務ですが、ある、ないの問題になっているので、契約書の現物を見ないとなんともコメントできませんが、一般的には競業避止義務をいれることはあります。
ただ、あるとしてもその効力がどうであるかは別問題ですし、あらゆる場面で有効であるかも別問題です。

雇用契約の類では、競業避止義務を負わせることが多いですが、引き抜き先の会社がいくらか払って競業避止義務を解除するというような扱いがよくあります。

競業避止義務とはそういう使い方をするものでして、本当に競業させないことにはあまりしないものですが、ここまでこじれるとどうなってしまうでしょうか。

また、総本部とその総本部の親会社である西日本エリアの運営会社ハークスレイが、プレナス傘下のほっかほっか亭を切り崩すという話が出ています。
引き抜きは基本的に競争自由の世界ですが、下手をすると不法行為になることがあります。
本件のような状況下で、ほっかほっか亭の商標を使えるということで、迫るとどうでしょうか。


プレナスと個々の店舗との間のフランチャイズ契約はどうなっているでしょうか。
フランチャイズというと商標とノウハウをセットにして提供するものですので、契約解除事由に商標の変更を入れるなんてことはフランチャイズそのものの否定になりそうなので、入ってはいないのではないかと思いますが、さすがに事情変更になるかもしれません。
また、商標を変えざるを得ないとすると、個々の店舗に対してプレナス側の債務不履行のように思えますので、結局契約内容の変更をしなければならないかもしれません。

細かい契約を見れないのでなんともいえませんが、複雑な運営形態をとっていることともあいまって色々と法的問題が起きそうです。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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