改正破産法成立


倒産法制のデフォルトルールである破産法の全面改正案が、25日の国会で可決成立しました。記事はこちら

表記が現代語化されたのに加え、時代に合うように各所に手直しがされています。とはいっても、大半は、これまで法律の不備を解釈で補いつつ運用されてきたのを法律に盛り込んだのが大半で、新規立法にあたるのはあんまりありません。

それでも破産の主目的が、債務者の免責であることが明確にされたのは意味があることでしょう。これまでの破産のケースは大半が免責を得るのが目的でしたからね。

大きな変更といえるのは、租税債権の順位を改めたことでしょう。これまでは、なぜか租税債権だけが手続き費用にも思えないのに財団債権に入っていましたからね。

会社更生法の全面改正等とあわせて、日本の倒産法制はこれで整備が整った訳です。
後は今後の運用というわけですが、これだけ経済の環境が変わってしまうと、景気回復とはいっても倒産法制の出番は今後とも多そうです。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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