立法技術の巧拙


さて、ロースクールは補講期間に入りまして、私は今日は補講がないので、自宅で勉強していました。
早起きして取り掛かりました。

さて、コンピューターウイルス作成者摘発の話ですが、日本ではコンピューターウイルスを作ること自体は特に罪にはなりません。

IT関連で特に罰則がついているのは、不正アクセス防止法ですが、これは要するにハッキングの取締りです。

コンピューターウイルス作成頒布罪みたいのを作るとしても、どう定めるかが難しいですね。
電子計算機の動作をおかしくするプログラムとかすると、下手なパッチをソフト会社が提供したら、構成要件に該当してしまいます。
こんな定め方をしたら2ギガもあるパッチを配布してしかも不具合があった某ゲームソフトメーカーは立派に構成要件には該当してしまいますね。

では、害意を要件にすれば画することができるではないかという気もしますが、目的犯にしたら摘発は一気に難しくなりますから、実効性がなくなるのではないでしょうか。

被害の結果の方を捉えて、業務妨害とかが成立することはありうるので、今でも全くフリーというわけではないでしょうが、本当のところなら、正面から罰則を設けた方がよいでしょう。
しかし、ことIT関連の条文は、とてつもなく読みにくいものになるので、できたとしても大変なことになりそうです。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)