京都府警、コンピューターウイルス作成者を著作権法違反で逮捕


多分日本初だと思うのですが、コンピューターウイルスの作成者が逮捕されました。
しかし、現在日本にはコンピューターウイルス作成罪のような罪はないので、こともあろうに被疑事実は、著作権法違反となりました。
問題としているのは、他人のコンピューターへの攻撃行為のはずなので、保護法益が全く異なり、あまり感心しない事態になってしまいました。
著作権法違反にできたのは、このウイルスによって表示させる画面に、アニメをキャプチャした画像が使われていたためで、もし自分で撮影した写真や文字だけの画面だったら、少なくとも著作権法違反にはできなかったと考えられます。
このアニメは、現在放送中のクラナドのようですが、複製権侵害、送信可能化権侵害などの著作権法違反の罪は親告罪なので、著作権者に告訴をしてもらったのでしょう。
こういった作品の場合、共同著作者になっているものですが、全員連名の告訴状を出してもらったのでしょうか。それとも管理行為にあたるでしょうから、誰か一人(一社)にだしてもらうのでも一応十分ですが、実際はすべての著作者の同意をもらうのではないでしょうか。
クラナドもそうですが、製作には組合形式の製作委員会を作っています。その意思決定をどうするかなど他にも色々と著作権法プロパーの問題は浮かびますね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)