東日本・九州エリアの「ほっかほっか亭」運営のプレナス、フランチャイズ契約解除も


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日本最大の弁当チェーンほっかほっか亭で商標権をめぐり紛争がおきていることをお伝えしましたが、総本部から契約更新拒絶などを迫られている運営会社のプレナスは、フランチャイズ契約の解除もありうることを表明しました。
東日本・九州エリアのほっかほっか亭が名前を変える事態もおきうる状況になってきました。
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プレナス、「ほっかほっか亭」のFC契約解除も(日本経済新聞2008年1月16日)
東日本や九州で持ち帰り弁当店「ほっかほっか亭」をフランチャイズ(FC)展開するプレナスは15日、同ブランドのFC契約を解除し、独自ブランドを立ち上げる可能性があると発表した。営業権を管理するほっかほっか亭総本部(東京・港)と運営手法について対立が深まったため。交渉が決裂した場合、契約を解除するという。
 プレナスは「ほっかほっか亭」で最多の約2200店を持つが、06年末に商標権の一部はプレナスにあるとして総本部に損害賠償を求め提訴。一方、総本部側もプレナスの店舗運営手法が契約を逸脱しているとして提訴し、一部地域で契約更新を拒絶している。
 プレナスは同日、「信頼関係が破壊されており甚大な損害が生じかねない」として総本部に独自の店舗運営を容認するよう求める文書を裁判所を通じて送付。今後20日以内に交渉に進展がなければ契約を解除する方針。
(略)
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複雑な事実関係の中で、商標はどこに帰属するのかは法的には論点になりそうですが、それ以外はフランチャイズ契約がこじれたという話で法的に新規な点はないのではないかと思います。
さて、商標やノウハウがフランチャイズ契約で対価を支払っても得ようとするものなのですが、ほっかほっか亭という商標の価値はどうでしょうか。
プレナスの運営する「ほっかほっか亭」は、対立しているハークスレイと比べて好調な業績ですが、独自ブランドを立ち上げるとなると、影響はでるでしょうか。
それとも運営やコスト管理のノウハウと立地で何とかなるでしょうか。
ほっかほっか亭からは以前も、九州の地区本部が独立してしまいましたが、その会社は独自ブランドのもとで現在も健在です。
影響が皆無ということはないでしょうが、商標は是非ともなくてはならないほどではないのかもしれません。
契約解除もちらつかせるのは、かなり強力な一手かもしれません。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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