知らぬは当人ばかりなり


防衛省の問題もでもそうですし、個人的に知っている事案でもそうなのですが、今日でもなお津々浦々に談合や癒着がはびこっています。

なんと卑しいことかと嫌悪感が生じますが、よくよく考えると仕事を安定的に欲しいという分からないでもない動機から生じています。

この動機を気の毒に思ったのが、かつでの法務検察でしたが、今は全くそんな同情はしないので、ひどい案件であると、見せしめとしてあげられてしまいます。

談合癒着への風向きは厳しくなっていますが、激しい競争社会になって、利益率が悪化する一方ですので、お金の集まるところへ群れてしまう傾向はかえって強まっているかもしれません。

公共事業なら税金の無駄であり、限りある財源でできることが縮減されてしまい、たまったものではないですが、もう一つ無視できないのは、緊張感のない関係でなされた仕事は大した品質がないということです。

失敗しても仕事を失う恐れがないとなると、絶対にちゃんとやりません。
この点は特にこれまでの経験から痛感するところです。

あくどくぼろもうけというほどではなく、過剰にある建設業者や仕事のない人たちの生計を支えていくためにやっている気があり、所得の再分配にも見えますが、寄生している類の生き方をしていると既得権益になってしまい、あとで身動きができなくなってしまいます。
目立たぬようにうまくやらないと、運命共同体になって引くに引けなくなっているので、先に待つのは司法ということになってしまいます。

持ちつ持たれつというのはいやだなあと思う次第です。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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