多分へこたれない


事件を想起させる内容が含まれていたため、放送中止になってしまったアニメの話題の続きです。

放送中止となった二つのアニメのうち、「School Days」の方はそもそも最終回が中止になったのみなのですが、「ひぐらしのなく頃に解」はまだまだ先があるので、対応が注目されていたのですが、私の住んでいるところの放送局であるテレ玉(要するにテレビ埼玉です)は、社会通念上好ましくないとして打ち切りにしてしまいました。

表現の自由が、自主規制によって制限されたようにも思われますが、そもそも職務著作物の類なので、多分、規制がされてもへこたれないでしょう。
へこたれないというのは営利的表現を規制することを正当化する際の決まり文句ですが、営利的表現でなくても商業ベースに載せるための表現なら多分へこたれないでしょうから、大丈夫とは言えそうです。

そもそも、芦部説的に民主的政治過程に寄与するから表現の自由が厚く保護されるのだと考えると、そもそも営利を得ることを目的としており商業的な表現の場合、あまり寄与しないとして、正当化は困難になりそうです。
ただ、最近の憲法論では、自己実現の観点から、表現の自由の価値を語るので、そうなるとクリエイターの表現の自由と表現の受け手の自由を構成することはできるでしょう。
もっとも社会的に希少性があるインフラである放送を用いる以上、制限を受けて当然であるという話になるでしょうから、多分、憲法論的には自主規制的な現状肯定も可能ではないかと思います。

しかし、School Daysの放送禁止分ですけど、怖いものみたさの興味を引こうとしたのか、あまりに過激というかとんでもない内容で、論理的に説明しろといわれると困りますが、これを放送するのはちょっとと思いました。

デスノートを真似たかのような殺人事件も海外では発生しているようで、なんだか相次いでいるような気もしないでもないですね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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