アフガニスタンでの人質事件をようやく解決したものの、韓国政府に対する批判が各国から出ているようです。
同じく人質をとられていながら、テロリストとは交渉せずを変えるつもりはないとドイツは言明しているようですし、アメリカからも冷淡な反応のようです。
同じような事件を惹起しかねないということを懸念してのものであると思われます。
ただ特徴的ななのはこのようなことを大々的に取り上げて韓国政府に批判的な言説を流しているのは韓国のマスコミです。
国際規範を破ってしまったとまで言及しています。
この事件に対する韓国の大手マスコミの政権批判はすごいものがありました。
もともと韓国の大手新聞と韓国政府は非常に仲が悪いので、いつでも政権批判をしています。
北朝鮮の核実験やミサイル発射のときも融和的な政府を批判していますので、すべてのスタンスは同じ延長上といえます。
日本でもマスコミは一般的に政権に批判的ですが、韓国の場合は現政権の政策による部分もあるようなので中々難しいものがあります。
マスコミにも表現の自由があるのか、それとも政策的な特権にすぎないのかは、憲法のメディア論の熱いテーマですが、長谷部説にたっても新聞には十全な自由を認めるはずですので、現韓国政府はかなり抑制的な立場をとっているといえるかもしれません。