ブルドック、事前警告型買収防衛策を導入


先日まで問題となっていたブルドックの買収防衛策は、スティール・パートナーズのみを対象としたものだったので、その他の買収者に対しては防衛策を持っていない状況でした。
これをうけてブルドックは、事前警告型の買収防衛策を導入して、一般的な買収防衛の体制を整えることになりました。
*************************************************************************************************
ブルドック、事前警告型買収防衛策を導入(日本経済新聞2007年8月30日)
ブルドックソースは30日、事前警告型の買収防衛策を導入したと発表した。20%以上の議決権保有を目指して株式を買い付ける投資家が現れた際に独立委員会で買収防衛策の発動の是非を検討する。(略)
 スティールから5月にTOBを仕掛けられたブルドックは緊急手段としてスティールのみを対象にした買収防衛策を導入、発動し株式の大量取得を防いだ。TOBが終了し、通常時に戻ったため事前警告型の買収防衛策を導入し新たな買収に対しても備える。
 今回の防衛策は取締役会決議で導入したため、来年の株主総会の議案とする。総会で株主に承認されない場合は廃止となる。3分の2以上の賛成票が必要だが法的リスクが低い特別決議にかけるかどうかは未定。
*************************************************************************************************
当然ですが、取締役会決議のみでの導入となりますので、来年の総会で決議を取ることにするようです。
特別決議にするか通常決議でよいかについては未定としていますが、適法性に与える影響はアンケートくらいの意味しかないと私見では考えますので、念を入れても大して効果はないように思えます。
それよりも個別の発動時の事情と態様の方が重要でしょう。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

One thought on “ブルドック、事前警告型買収防衛策を導入

  1. 会社法、経済法規委員会

     ブルドックソース事件最高裁決定と今後の買収防衛策聴く日本経団連は8月31日、東京・大手町の経団連会館で経済法規委員会企画部会(八丁地隆部会長)を開催した。同部会では、西村あさひ法律事務所の武井一浩弁護士を招いて、ブルドックソース事件と今後の買収防衛……

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)