スティール・パートナーズ、許可抗告および特別抗告にあたり、株式の交付差止めへと申立ての趣旨を変更


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スティール・パートナーズとブルドックの件の続報です。

すでに新株予約権は発行されているので、差し止めることはできないのではないかということを書きましたが、許可抗告および特別抗告にあたりスティール・パートナーズは新株予約権の発行差止めから新株予約権と株式の交換差止めに変更していることが明らかになりました。
これは、本日の日本経済新聞朝刊のQ&A方式の記事に記述されていたものです。
ネット版にはアップされていなかったので、引用はなしです。

被保全権利が変わるわけではないので、申立ての趣旨の訂正はできそうに思えますが、抗告審まで終わっているのが問題です。
民事保全手続は原則として二審級で完了となっており、その後はあくまで例外なので、この段でできるのかはなんだかよく分からないです。
ただ、抗告審までにできなかったのは申し立てたスティールのせいではないので、認めてもおかしくないとは考えられます。
しかし、これに対しては民事保全手続では手続保障よりは即時に決着する迅速性が優先されるという反論はできるでしょう。

仮に認めるとしても、地裁で審理すべき事柄のような気がしますが、当該記事中では門前払いはしないのではないかという弁護士のコメントが掲載されていました。

これも全く考えたことのない問題です。
本当にスティールが絡むと驚くべき展開を見せますね。

※本件は新聞記事に依拠しています。当該記事では用語の使用が日常用語になっているため、本エントリーのタイトルや本文では適宜直しています。よって翻訳に翻訳をした感じになり、実際の請求の趣旨と比較して正確かはわかりませんので、ご了承ください。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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