楽天、会計帳簿の閲覧・謄写を求めTBSを提訴


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お伝えしている通り、楽天がTBSに会計帳簿の閲覧を求めた事件は、仮処分では楽天の請求が認められずに終わりましたが、これで終了とはならず、かねてからの表明どおりに楽天による本訴提起がなされました。
6日に楽天がTBSに会計帳簿の閲覧・謄写を求める訴えを東京地裁に提起しました。
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会計帳簿閲覧でTBS提訴・楽天、東京地裁に(日本経済新聞2007年7月6日)
楽天は6日、TBSの会計帳簿の閲覧・謄写を求める民事訴訟を東京地裁に起こしたと発表した。TBSの安定株主とされる企業との株式持ち合いの経緯について、違法性がなかったかどうかを調べる狙い。
 楽天子会社の楽天メディア・インベストメント(東京・港)が提訴した。楽天はTBSの2006年3月期と07年3月期の投資有価証券取得額が約925億円に上っている点を問題視。「違法性の有無を調べるため会計帳簿の閲覧が必要」と説明している。TBSは「正式に訴状が届いていないためコメントを差し控えたい」としている。
(略)
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楽天のリリースはこちら
そのままの内容での本訴提起となるわけですが、すると再び会社法433条の要件の問題となってしまいます。
これまでの争いは仮処分事件なので前訴が影響するという問題ではありませんが、東京高裁では、請求した(仮処分事件では債権者ですが)楽天メディア・インベストはTBSの競合事業者であると判断して即時抗告を棄却しています。
この考えだと仮処分事件だろうが本訴提起だろうが結論が変わらなくなってしまいますので、この点について攻防がなされるのではないでしょうか。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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