全国で消費者金融の利用者1800人余が過払金返還求め一斉提訴


15日に全国各地で消費者金融の利用者が利息制限法を超える過払い金の返還を求めて一斉に提訴を行いました。
時効等に迫られてというわけではなく、一斉行動の類で今回で4回目とされています。

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消費者金融など140社を提訴・1800人、過払い金返還請求(日本経済新聞2007年5月15日)

消費者金融など140社を提訴・1800人、過払い金返還請求
 消費者金融などに利息制限法の上限(年15―20%)を超える金利を支払わされたとして、26都府県の多重債務者ら約1800人が15日、全国の消費者金融やクレジット会社の計約140社に過払い金約22億円の返還を求め、東京地裁はじめ各地の地裁・簡裁に一斉提訴したほか業者に直接返還を求めた。

 一斉提訴を呼びかけたのは多重債務者の救済に取り組む「全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会」(東京・千代田)。2004年から実施しており4回目。

(略)
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民事訴訟法の複数当事者訴訟を利用するわけではなく、提訴期日をあわせただけの模様です。
持参債務の原則からの原告住所地での提訴など様々で、日本各地で起こされた模様です。
被告側の応訴負担を強いるという訴訟戦術的な面もあるように思われます。

もっとも、みなし弁済規定はいまだに有効ですので、最高裁判例で示されたみなし弁済の適用要件を満たしていないような債務者のみが返済を求められることになりますが、定型的な実務だったため非常に多くの該当者を出していると思われます。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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