結局、穴埋めは長谷部教授と石川教授が分担して受け持つことになりました。
かなりの衝撃だったようで、立ち話の類はこの話題でもちきりでした。
皆、ショックを受けているようでしたが、私は前職が前職なのでかなり平静としていました。
やっぱり修羅場にいると、耐性がつくものです。
それはさておき、石川教授は大変な負担増ですが、大丈夫でしょうか。
教育と研究の忙しさで体を壊す教授もおられ、去年は刑法の山口教授が倒れられて、同じような措置がとられたそうです。
東大の法科大学院は、学ぶ方も大変ですが、教える方はもっと大変なのは当たり前ですので、果たしてこの体制で大丈夫なのか、深刻に疑問がわいてきます。
「よい研究者はよい教育者である」と渡辺元法学部長が仰っておられ、確かにその通りだとは思いますが、東大法学部というだけで無限に人材をひきつけておけるわけではないはずですので、そのうち深刻な問題になるのではないかと思ったりしています。