自己否定的言説


佐々木前東大総長がお書きになっていたことで私の頭から離れないのが、「日本のエリートは自己否定的である」というフレーズです。

いわゆる社会的にはエリートと見なされる層に自分の歩んだ道を子供にも歩ませようと思わない数が諸外国のそれと比べて著しく多いという話です。
確かに東大OB同士で話していて「子供は東大まで行かなくてもいいや」という話は結構、出ることがあります。

人生全般を考えると割に合わないということを実感しておりそこから出ている言なのだと思いますが、蓮實総長も「日本はもっとエリート社会になるべきである」といっていたことがあり、その真意は分かりませんが、二人の総長の言を知って、ようやくつながった感じもします。

私自身はどうかと今考えますと、自分が親になること自体が想像できないのですが、やはり私も躊躇する点はあります。
ただ私の場合、別に割に合わないとかそういう話ではなく、非常に神経質で心配性な私にとって東大への道のりは非常に精神的にきつかったため、こういう感じを味わうというのは気の毒だなと思ってしまうのです。

とは言いつつも、結局、私は東大に戻ってしまうのでした。
何歳まで生きられるか分かりませんが、このまま行くと人生の1割以上を東大で過ごしたことになるのは確実です。
変なことになったものです。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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