スティール・パートナーズ、サッポロホールディングスに買収を提案


米国系でありケイマン諸島に本拠を置く投資ファンドのスティール・パートナーズが、株式を保有しているビール大手サッポロホールディングスに、自らによる買収を提案しました。
サッポロのプレスリリース「当社株式の大規模買付行為にかかる意向表明書の受領に関するお知らせ(2007/02/15)」
サッポロの発表によりますと、会社側の賛同を得て66.6%の議決権の取得をしたいという申し出だとのことで、サッポロがすでに導入している買収防衛策にしたがって、事前に話を持ちかけたという形になっています。
サッポロはこれまた買収防衛策に従った手順を踏むとのことで、会社としての意見の取りまとめをまず行うので今後のリリースを待ってほしいということになっています。
スティール・パートナーズは、1月11日に提出された大量保有報告書では、サッポロの議決権のうち19.28%を握っている模様です。
1月11日に関東財務局に提出したスティール・パートナーズの大量保有報告書に関するエントリーはこちら。
ただ、スティール自身がサッポロに送った文書では、2006年12月末時点で発行済み株式総数の17.52%を保有しているとしています。
サッポロが買収防衛策にしたがってまず提案内容を検討という動きになりますので、しばらくは色々な分析がなされることになるかと思います。
何度も登場しているのですでに書いたつもりでしたが、自分のブログを読み返してみてスティール・パートナーズについてまとめたことがないのに気づきました。
スティール・パートナーズは、アメリカの投資ファンドで、本拠地はケイマン諸島に置かれています。
ウォレン・リヒテンシュタインという人が創設者で今もそのまま率いています。
まだ40代の若さですが、あまり表に出ることはありません。
日本での活動はソトーに始まり、この間の明星食品、そしてサッポロと短い間で多岐にわたりますが、その最近の保有株式は食品産業が中心です。
その活動の実態は、スティール・パートナーズがEDNETに提出した各種書類を閲覧すると生々しく実感できると思います。
EDINET
「有価証券報告書等の閲覧」を選択してEDNETコード検索を選んで、コードを「T04305」と入れてみると大量保有報告書が出てきます。
ちなみにスティール・パートナーズの名がつくものは後二つあります。
明星の公開買付はこちらの方になります。
五十音検索で、一番下の「個人・法人」にチェックを入れて、スティールと入れて検索してみてください。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

One thought on “スティール・パートナーズ、サッポロホールディングスに買収を提案

とにかく書いてみる にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)