マキャベリスト


先週に日経朝刊の囲み記事で、教育関連の連載をしていましたが、その中で裁判所が、判事補に課題図書を課している話が出ていました。
試験に出ること以外の教養が薄いことを懸念してのものらしいのですが、今年の課題は、マキャベリ「君主論」、新渡戸稲造「武士道」、ソクラテス「弁明」などだそうです。

カテゴリカルに分けることなく身に着けていくのが教養ですが、セレクトがあまりにめちゃくちゃなのでひっかかります。
記事には、法曹として公共のために働くのだという意識が欠如していることを懸念しているという下りがあるので、意識付けの意味を持たせているのでしょうが、だからって誇張と虚構が含まれているフィクションとしての「武士道」で意識をつけるのは引っかかりますし、マキャベリストなんかになったらむしろ危険ではないかと思います。
別にやめた方が良いとは思いませんが、なんだか課題図書の選定自体が、最近の流行を反映しているようで安直な感じを受けました。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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