消費者金融各社、上限金利下げを前に審査厳格化で融資申込みに対する承認率低下


貸金業規正法の改正で、利息制限法の上限金利と出資取締法の間でみなし弁済がみとめられるグレーゾーン金利が廃止になりますが、利幅圧縮になってしまう消費者金融各社はすでに審査を厳格化しており、融資申込みに対する承認率が低下していることが明らかになりました。

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消費者金融4社、審査厳しく・2人に1人断り(日本経済新聞2007年2月6日)

大手消費者金融会社の融資の審査が厳しくなってきた。武富士、アコム、プロミス、アイフルの大手4社で、新規の借り入れ申し込みに対する承認率は昨年12月で平均44%となり、昨年4月から16ポイント低下。2人に1人以上の確率で貸し出しを断った。2009年末にもローンの上限金利が現在の年29.2%から年15―20%に下がるため、返済能力の高い顧客に絞り込もうとしている。
(略)
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必要な資金を貸さないというのとは違うので貸し渋りとは違うと思いますが、予想されたとおり絞込みの動きが始まっていることが明らかになりました。
自己破産の件数が過渡的には増えるかも知れませんし、闇金の増加を招く可能性がかなりありますが、安易に貸し付けることで多重債務者を生んでいるという状況を解消するのがそもそもの動機ですから当然の帰結です。

法改正による消費者金融実務の動きを記録しておくという意味で取り上げました。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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