金融機関の保険窓販、融資先への販売禁止へ


金融庁が、金融機関への保険商品の窓口販売の解禁にあたり、融資先への販売を禁止する方針を定めました。記事はこちら

金融ビックバン以降、それまで厳格に業務のすみわけがなされてきた日本の金融界は、相互参入の動きが強まっています。
銀証分離、生保損保の分離、などこれまでは様々な規制(と同時に保護)が行われてきましたが、競争したほうが健全な発展のためによいというパラダイム転換により、徐々に相乗りが増えてきています。以前ここで触れた、金融機関への証券仲介業の解禁もそれに当たります。

今度問題になっているのは、金融機関の窓口における保険商品の販売です。金融機関が融資先に貸し手であることを利用して購入の圧力をかけるのではないかというのが懸念材料だという訳です。
同じことは金融機関が証券を販売する場合、証券会社の関連会社が金融業している場合にも起こりうるわけで、証券取引法および銀行法にはそれについて規制を設けています。(弊害防止措置といいます)
よって今回の方針もそれと同じ発想に出たものといえるでしょう。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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