独禁法改正で公取委と経団連が大詰めの攻防


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国会の都合上、時間的余裕があまりない独禁法改正案ですが、公取委は今国会の改正をまだあきらめておらず、経団連とぎりぎりの攻防が続いています。
記事はこちら。ただ、紙面の記事のほうが充実しています。ネット版は簡単にまとめてしまっているので、詳細に興味がある方は本紙面を御覧ください。

ことのおこりは自民党内で独禁法改正を求める意見が急に台頭してきたためで、これに危機感をいだいた経団連が反論を公表して、それに対する反論を公取委が発表するという経緯をたどっています。

経団連の主な主張としては、
・課徴金の引き上げ幅(現行6%から二倍程度に引き上げ)が大きすぎる。
・自首した場合の課徴金の減免の範囲(最初と二番目自首したもののみ)が狭すぎる
などです。

今改正の内容は、欧米の競争法に近づくものではあるものの、まだ欧米ほどには厳しくなっていないというのが現実です。特にアメリカの競争法の厳しさは有名で、甘い国の法制を批判する根拠となってきました。

時間もあまりないので、改正されるはどうかがかなり難しいですが、法律は作れば終わりでなく、運用までしっかり行って初めて意味を持つものですので、ひとまず改正法成立にこぎつけて欲しいと思います。



About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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