金融庁、外国為替証拠金取引を規制へ


金融庁が、外国為替の信用取引である外国為替証拠金取引について、現行ではほとんど規制がない状態であるのを改め、規制強化に乗り出すことになりました。記事はこちらです。

規制があまりないせいで、多くの問題が生じていることが背景にあるようですが、もっとも根源的な問題としては、日本の金融商品に関する規制が限定列挙方式であり、商品ごとに規制をしている状態であることが指摘できると思います。

日本では、欧米の金融サービス法にあたるような、金融すべてを包含する包括的な立法がなく、商品が誕生するごとにばらばらに立法したり、証券取引法に追加したりしています。

例外的に、すべての金融商品に適用されるのは、金融商品販売法なのですが、これは事前に元本割れとかの危険性について抽象的に注意喚起をしておけばいいので、あまり本格的な規制とはいえません。

今回の金融庁の方針も、新たに外国為替証拠金取引についてのみ規制の対象にするだけであるようですので、まだまだ旧来の発想を脱していないと思われます。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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