周回遅れなのはなにか


三連休が終わってしまいました。
3日目の朝から「明日から仕事かー」とか考えていたので、開放感を味わったのは金曜の夜と後二日だけでした。損な性分です。

今日の日経朝刊で日本のM&A法制は周回遅れだという記事が載りました。
三角合併と合併対価の柔軟化でかわしたつもりだったものの、実際には使えたものではないという内容で、具体例として、対象会社の株主に株式交換で自社株を交付する際にプレミアを含んだ割り当て比率にすると有利発行になるためできないという趣旨でした。

これは国内でもいえる話ですが、国際的に行う場合に日本特有の規制があるため日本企業は選択肢を狭められるという趣旨でした。
問題は有利発行だけではなく抵触法をどうするかというもっと根源的な問題もあると思うのですが、まだまだ柔軟性を欠くということは言えるかもしれません。
しかし、思い切り変えてしまったら、買収防衛策に使えるような取っ掛かりがまるでなくなるので、それはそれで反対が出るかと思います。

日本はとかく地道な話が好きなので、金で簡単に会社を手に入れてしまうのには抵抗があるのかもしれません。
しかし、日本は各業種に多くの大手がひしめき合っていて、みんなそこそこの規模にとどまっています。
そのため、世界の大手とは資金力からして競争にならないような事態が生じつつあります。
乗っ取りではなくていかに資本効率を高めていくかという点からM&Aを取られられるようになるとよいのですが。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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