金融の今昔


多分、今日の金利といえば10年物の国債の金利となるでしょうから、1%台ということになるのでしょう。
市中の貸出金利でも住宅ローンとか金融機関の融資をみても数%程度でしょう。

ローマ帝国は古代とは思えないほど金融が発展していました。
元老院議員の家業は大農場経営が金融だったくらいで、資産運用も仕事として認知されており、大変盛んでした。
そのローマ帝国の金利ですが、帝国が平和を満喫していたパクス・ロマーナのころでも12%程度だったもようです。
比類なき平和とはいっても、こんなに高金利だったのかと驚きましたが、逆に言うといかに今日の世界が発展しているかわかるというものです。
ちなみにローマ帝国の覇権が確立する前には数十%もの高金利だった模様です。

今日の金利指標を公的なものに限るからそういう話になります。
サラ金の貸出は約11兆円ですが、銀行の貸出残高が8月で385兆円と突出しているので、按分して計算しても低金利であることに変わりはありませんが、ローマ帝国の倍以上の金利の世界も存在しているとは恐ろしいことです。
ローマ帝国時代ももちろん信用力の怪しい人たちを相手にする高利の金貸しもあった模様で、その金利は多分利息制限法の上限よりは高かったと思われますが、今日では貸す側が登録制である代わりに横並びで金利も高止まりしていますし、多重債務者を生む土壌を提供しているのですから悪質さが見え隠れします。

いつの時代も金貸しは、必要ではあることは確かですが、あまりいい目で見られる業界ではありませんでした。古代からこの辺に従事していたのがユダヤ人でそれが今日まで続くユダヤ人観を形成する一部をなしています。
最近のサラ金批判の風潮を見ているとそういった世の真理が見え隠れしますね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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