マスコミ受けのいい人


またもや私自身は見ていないのですが、塩川前財務大臣が小沢一郎をもてはやしているのはマスコミだけだという趣旨の発言をしていたそうです。

失脚した老人が何度でも復活できる民主党には大いに疑問がありますが、小沢一郎に期待を寄せる向きにはもっと疑問があります。
というのは小沢一郎こそ田中角栄の秘蔵っ子であり、派閥政治の駆け引きで権力を海を渡っていくというタイプの政治家です。
小泉総理が敵としてきたこれまでの政治のメインロードを歩んできた勢力のど真ん中にいた人物です。もう少し前に登板していたら総理と対決して面白かったかも知れません。
これまでの派閥政治には消極的ながら評価する声もあるでしょう。パイを分配するのには貢献したとか。地方に利益を配分するのには寄与したとか何とか言うかもしれません。しかし、どれをとっても右肩上がりの時期で何をしていても特に支障がないからそんなことをいっていられる類の話で、民主主義と競争原理が浸透するのを妨げるという点で大半は時間と資源の無駄です。いまどきそんな旧来型の申し子を再登板させるなんてどうかしているでしょう。国民の期待もあまり集まっていないように思えます。

もっとすごいのは海外のマスコミはほとんど触れていません。
TIMEが小沢一郎を取り上げたのはもう15年近く前ですが、もはや彼らはそんな政治家が日本にいたことすら忘れているでしょう。

ただ日本のマスコミの彼への好感も謎です。マスコミへの応対が特に良いわけでもなく、むしろひどい方なのにつれなくされた方が彼の中に大人物を見るのです。思い込みの類なのでしょうか。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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