住友信託、旧UFJ信託との統合反故にともなう損害賠償請求訴訟控訴審で100億円を請求


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第一審で全くのゼロ回答だった住友信託と旧UFJホールディングスの経営統合反故事件ですが、控訴審の第2回口頭弁論が28日に開かれ、住友信託は破談による損害を147億円と算出して、一部請求として100億円を請求していることが明らかになりました。
根拠はもともと3000億円の買収だったことから、アメリカの違約金算出式にこの額を入れたとのことで、その分が116億8500万円とし、その他の損害をあわせて147億円としたと判明しました。
第一審では、履行利益の一部請求で1000億円だったのですが、第二審ではがらっと主張が変わっているように見えます。
時機に遅れた攻撃防御方法にならないのかという疑問が出てきますが、そもそも第一審の主張から判決まで詳細が分からないため、コメントのしようがありません。
第一審は信頼利益の請求がないからゼロという結論だったのですが、主張できる留保か何かを残していたのかよく分からないところです。
相手方である三菱UFJはアメリカの違約金算定式は日本の商慣行に反するとして全面的に争う姿勢を示しました。
ただ、東京高裁は和解を促しており、和解の話し合いも訴訟とは別にスケジュールにあり、両面で話が展開する模様です。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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