大日本住友製薬、アムロジンのライセンス契約をめぐる訴訟でファイザーと和解


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以前の内容
大日本住友製薬と住友化学、高血圧薬「アムロジン」のライセンス契約の地位継承をめぐりファイザーを提訴(2005/11/02)
米ファイザー、大日本住友製薬を提訴、「アムロジン」の製造販売中止と特許侵害による損害賠償を請求 (2005/11/18)
大手製薬メーカーの米ファイザーが高血圧・狭心症の治療薬「アムロジン」のライセンス契約をめぐり、大日本住友製薬と紛争になっていました。
当初住友製薬と契約を結んでいたのが、合併して大日本住友製薬が誕生するに当たり、住友製薬が消滅会社となったため地位の承継ができず、争いとなってしまったものです。
この争いは和解で決着することになり、21日に住友化学と大日本住友製薬より発表がありました。
プレスリリースはこちら
結論は、新たなライセンス契約の締結による契約関係続行で、一切金銭等の授受はないとされています。
国際商事紛争には良くあることですが海外でも係争中だったようでイギリスでも争っていました。
ファイザーはアメリカなのでどうしてイギリスが出てくるのは不思議なのですが、何か裁判籍を根拠付けられるものがあったのでしょうか。
イギリス高等法院は裁判権を行使しないと合併の効果なので解釈は日本法でするべきであるという判断を示していました。
契約中で管轄を合意していた場合でもこういった判断をするのかどうかはちょっと分かりませんが契約そのものの準拠法は日本法ではないでしょうから、紛争が日本に戻ってきたということはかなり珍しいです。強行法規である組織再編がかかわっているからで、その点では特殊事例といえるでしょう。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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