格差があるのはどこか


日曜でしたが仕事でした。
曜日によってあまり仕事の量が変わるわけではないので、淡々とやっていました。

誰が言い出したのかまでは知りませんが「格差」が最近のキーワードとなっています。
定義も不明確なまま使いたい人が使いたいように用いるため一人歩きしていますが、収入とかが仕事にかかわらずみんな同じだったら、歴史上では実現できなかった究極の世界ですから、そういった世界を良いほうの究極におく考えをする人々が日本では元来一定数いますから浸透してしまうのでしょう。日本はキャッチコピーやキーワードみたいのが好きですからね。

大学時代も苦学をしてきたと自称する人がおり、政府による所得の再分配機能に熱い思いを寄せていましたが、そういう権威が価値の配分をすると絶対に公共の利益の観点よりは、政治的思惑による分配になります。
寄生する層を生むくらいなら、市場に任せた方がまだましだと私は考えたのですが、「人間性の結果かならずそうなるものだ」という私とやればできるという可能性の話をする彼とでは一致することはなかったです。
身を律するということは理論的には可能でしょうが、善意に期待される類のことは、絶対に行われません。この点は社会人になってから痛感しています。
人間は迫られなければやらないわけで、迫ってくる要因としては、市場原理や資本の論理などしかありません。

はっきりいうと日本の格差などまだまだで、一般消費税も5%で抑えているのは、先進国中では低すぎです。
とはいっても比較して高いところがあるから、まだまだやってよいのだという論も暴論でして、ローマ帝国ではいわゆる消費税に当たる売上税は5%でした。
高くすると経済活動への支障、治安への悪影響などを恐れたのでしょうが、多分、納税者が自主的に確実に納めてくれる上限を5%と見た点もあったでしょう。
これ以上高くすると、脱税がおき、徴税担当を沢山置かざるを得なくなり、その経費で実際の実入りをかえって減らすため、微妙なバランスが取れるのがこの辺だとして決めたのでしょう。

このローマ帝国の理念には大変感心しまして、ゲームのローマトータルウォーでローマ帝国を建設する際は、私はかならず税金は低くしています。軍隊の機動性を高めて防衛費を抑制して軽税の帝国を建設しています。
しかし、このゲームでは税金を抑えると人口増加率が増すという非常にリアルな設定があり、私のローマ帝国は人口が増えまくり、都市衛生が悪化、必ずどこかで疫病が発生してしまうというローマ帝国にあるまじき状況にもなっているのでした。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)