米連邦最高裁 証券会社へのクラスアクションを制限する判断を示す


Merrill Lynch, Pierce, Fenner & Smith, Inc. v. Dabit, No. 04–1371 (U.S.S.C. March 21, 2006)
米連邦最高裁判所(2006年3月21日)
株式仲買人が証券会社に対して証券詐欺を主張してクラスアクションを提起しようとしたところ、第一審はクラスアクションを認めず、控訴裁で一転して認めたものの、連邦最高裁は再度判断を逆転させ、クラスアクションを認めないという結論になった事件です。
メリルリンチの出した情報があまりに楽観的であったため、個人投資家に誤ったアドバイスをしてしまい顧客を失ったり、自らも損害をこうむったたりした株式仲買人が集団でメリルリンチを訴えようとしたものです。
争点となったのは、証券会社へのクラスアクションを制限した Securities Litigation Uniform Standards Act’s です。最高裁はこの法律を解釈して、本件のようなクラスアクションを制限しようとしたものであるとして、投資家が証券会社に対してクラスアクションを起こすのを大幅に制限する判断を示しました。
法廷意見の中でスティーブンス裁判官は、この判断が無駄で重複する訴訟を抑制するのに資するとしました。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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