自民党、信託法改正案を「信託宣言」による信託設定を一年凍結することで了承


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委託者=受託者となる信託を設定する信託宣言による信託設定に自民党が難色を示して暗礁に乗り上げていた信託法改正案ですが、信託宣言による信託設定を一年凍結することで自民党が了承、法案提出のめどが立ちました。
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「自己信託」1年凍結・自民が信託法案を一部修正(日本経済新聞2006年3月7日)

自民党の法務部会・財務金融部会は7日の合同会議で、新たな信託の類型を認めることを柱とした信託法改正案を一部修正のうえ了承した。
企業や個人が財産を自分に信託することを認める「信託宣言」(自己信託)は「法施行日からさらに1年間凍結」を決定。(後略)

※引用はネット版のもとの記事の一部にとどめています。
合併対価の柔軟化の件といい、自民党は一年先送りをよくしますね。
●参考文献ご紹介

樋口教授のアメリカの信託法理に関する書籍です。字数不足のせいでタイトルに載っていませんが左がⅠ、右がⅡの二冊からなります。
あくまでアメリカのなのですが、今回の信託法改正はアメリカ信託法を取り入れる面が極めて大きいので、その法理を知ることには意義があると思います。
信託宣言の意味するところや解禁予定の債務の信託はアメリカの信託法理ではどうなのかが丁寧に書かれています。
たた入門的な本なので、細かい問題点の記述は欠くきらいがあります。
これまでの日本の信託法理がドグマ的であったことがよくわかるかと思います。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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