特許庁、知的財産侵害の罰則強化で関連法規を改正へ


特許庁は知的財産侵害の抑止力強化のために特許法などそれぞれの法律に定められている罰則を強化することになりました。
具体的には法人に対する罰金を3億円以下に引き上げ(現行は特許・商標は1億5千万、意匠・実用新案は1億)、個人も5年以下の懲役か500万円以下の罰金に引き上げる(現行は3年と500万)模様です。
抑止力強化のための罰則強化は当たり前の考えに思えますが、一昔前の立法の感覚ではこうは行かなかったでしょう。
以前は個人の財産権に関することは、国家が出張る必要はあまりなく、損害賠償で当事者がやるべきものであるという思考が強かったと思います。
このような発想の転換には、国家の意思として知的財産保護を図ろうという意思もさることながら、実は当事者による解決というのが機能していない事実を受け入れざるを得ない点があるのだと思われます。
本格的な法化社会の到来ですが、法的手段による救済が容易になるかどうかに関しては、弁護士の増加というのはプラスにもマイナスにもなりますし、ほかにも越えなければいけない壁はたくさんあり、道のりは険しそうです。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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