うまく表現できないこと


どこの分野でもそうなのではないかと思いますが、一応、自分の専門である法律では、教科書からマニュアル本まで書籍はいろいろとあるものの、肝心要のことはどこにも書いていないものです。

書いてしまうと飯の種がなくなってしまうからという切実な理由もありますが、もうひとつ理由があるような気がしておりまして、うまく文字にできないのだと思います。
要するに非常に微妙なニュアンスがえらく含まれるため、ごくごく狭い場で口頭でなんとなく伝えるならともかく、世間一般に対して表現行為に及ぶというのははばかられるのでしょう。
学部生時代は、何で書いてくれないんだと思ったものでしたが、そのうちになんとなくわかるようになりました。

しかしこんな調子だと、法の独占がおきてしまい、弊害も大です。
十二表法を勝ちうるまでのローマ市民の戦いもそれはそれは切実な問題だったのでしょうね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)