離婚の効用


耐震強度の偽装に関連して、黒幕だとされている人物が、離婚をしたことが報道されています。
資産隠し目的ではないかとされていますが、法的にはこの疑念はもっともで、破産間際の資産隠しなどは否認の対象になりますし、破産までいないまでも詐害行為取り消しなんてものがありますが、こういったものも及ばない追及を避けられる資産回避の方法は実は離婚です。

離婚による財産分与は、厳然として認められますので、破ることができないのです。
たとえ、形式的に離婚したものでも婚姻関係を終わらせること意思はあるため、財産を分与するプロセスにいってしまうわけです。
それでも多し過ぎる額を分与できるわけではありません。適当な額でないとさすがに追及がくるでしょう。

あんまりいいことだとは思いませんが、私も知人が家業の破綻で財産的危機に陥ったときには、入れ知恵したことがあります。
自営業者やオーナー経営者を中心に実例は割かしあるのではないでしょうかね。
特に何かを念頭においているわけではありませんが…。

ちなみに私のした入れ知恵は役に立つことはなかったのでした。
人生って無常ですなあ。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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