射程外


冬休みと正月休みをまとめて早めに頂いたような感じで今日もお休みです。

連休のおかげでたまった疲れが取れるのはいいのですが、研修⇒連休という流れになったため、かなり働いていないことになり、仕事に戻れなくなりそうです。

マンションの耐震強度偽装に関して、ちょっと書いておきます。
日経の記事で触れられていましたが、指定検査機関と地方自治体の関係に関しては確かに最高裁判例があります。

これは6月24日の決定でして、確かに「指定確認検査機関による確認に関する事務は,建築主事による確認に関する事務の場合と同様に,地方公共団体の事務」という下りがあるのですが、この事件は実は、取消しを求めていたのに建築確認が完了してしまい、そのままだと訴えの利益なしになってしまうので、行政事件訴訟法21条より損害賠償へ訴えの変更をしようとした事案です。

建築確認は行政の行為なのに、指定検査機関を使ったために行政事件訴訟法による訴えの変更ができないとなったらおかしいので、このような判断になったわけで、マンション偽装の件で言われるところの、指定検査機関の責任を行政が負うかというのには直接つながってこない事例です。

故意行為や過失行為が介在している以上、行政に責任があるかにはかなり難しい点があるのは確かです。
司法判断は蓄積がないといってもいい状況です。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)