公取委、融資先への金融商品販売で三井住友銀行に排除勧告


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以前、公取委、融資先への金融商品販売で三井住友銀行を審査(2005/08/07)でお伝えしたように、公取委が三井住友銀行に融資先への金融商品販売が独禁法で禁止された不公正な取引方法にあたるおそれがあるとして審査に入っていましたが、結局クロとなったようで、排除勧告が出されました。
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問題とされた事案が、融資先へ金利スワップの購入であり、購入しないと融資で不利な扱いを示唆するなどかなり無茶なものだったようで、ほとんど強要したようなものだったようです。

三井住友銀行は応諾する方向とコメントしており、このまま落着する模様です。
総合金融グループ化によって銀行単体でも様々なものを扱うようになっており、融資という太いパイプを持つ以上、他の金融商品販売でも有利な立場にたちやすいので競争を制限していると見られないためにはよほどの注意が必要です。

今回のケースは、そういうレベルにまでも行かず、ほとんど不正手段を取引先に対して行使したというようなものでしたが、金融商品の抱合せ販売などメガバンクが引き起こしうる独禁法違反はまだまだたくさん観念しうるところです。
当事者は注意深い行動が求められますね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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