偶然のはず


今日は商事法務事情を3件更新しました。

全部今月出た判例を取り上げたもので、遅くなってしまったためトップページには間に合っていません。
興味のある方は以下のリンクからどうぞ。

○11/08 最高裁、否認の目的物が複数で可分であっても、効果は目的物全体に及ぶと判示
○11/11 最高裁、同一物件に根抵当と譲渡担保を設定した場合でも担保権実行を認める
○11/15 最高裁、譲渡担保に供された株式の共益権の帰属は契約当事者の意思解釈と判示

ただの偶然ですが、譲渡担保がらみが多かったです。いい勉強になります。
共益権の件は実は刑事事件でして、公正証書原本不実記載のケースです。
ここで示された判断がどれほど一般通用力を持つのか、怪しい感じもありますが、まあ大丈夫でしょう。

雑誌の方の商事法務の巻末に毎回、誰が書いているのは不明ななぞのコラムがあるのですが、この間来た号では経済産業省が最近やたらとやっている法律部門や会計部門への領空侵犯を取り上げていました。

背景には色々と意図があるわけですが、省庁を超えた政策の競争というよりは、秩序が乱れるきらいの方が目立っています。
しかも、投入したエネルギーの割には、利用されない悲しい状況もものによってはありますし。
以前、これまで通商産業省のやってきた政策の大半は効果を挙げず、金のムダだったという報告がありましたが、アイデア豊富な役所の実情はなかなか厳しいようですね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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