米医療機器大手ガイダント、買収履行を求めてジョンソン・アンド・ジョンソンを提訴


7日、アメリカの医療機器大手ガイダントが一旦買収契約を締結しながら、履行しないとしてジョンソン・アンド・ジョンソンをニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所に提訴しました。
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元の買収契約は昨年12月に締結されたものですが、その後ガイダントの製品にリコールが相次ぎ、医者に欠陥について告知しなかったとして詐欺罪で捜査を受ける事態にまでなってしまったことから、ジョンソン・アンド・ジョンソン側が棚上げを決めたものです。
提訴は、当初の契約で定められた買収の履行期限を過ぎるのを待って行われました。

アメリカでは契約に何でも取り決めておくものですから、このような事態に対応できないことは考えられません。そもそもこのような事態の急変は、日本でも事情変更に当たるかもしれないくらい変わっているので、さすがに履行の強制には無理がありそうです。

報道によると、両社は直前まで買収価格の引き下げで交渉を持っていたとのことで、今回の提訴はひとまず今後を見据えての交渉継続の余地を残すためのものなのかもしれません。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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