紛争の種は尽きず


法的議論が盛んであるところとは別に学問的には静かでも実務的にはとても大切という部分が法律にはたくさんあります。

親族相続なんかは、学問的にもまだ枯れていはいませんが、わりと静かでそれに比して実務上の重要性はいうまでもないというところです。

実務的にはほとんど決まりきっているのでしっかり手順を踏んでおけば後日の問題になりそうなことはまず防げるのですが、知らないからか知ってもあらかじめあれこれすることのやる気が起きないのか、離婚すれば縁切りと思っている人が多くて困ります。

特に、後日どちらかの財産バランスが崩れるようなことが予想される場合は大変危険です。

最近、私の身の回りで話を聞きかじる限りでは、遺言ではなく信託にすべきだと思う事例が増えてきています。
家族をめぐる状況が変わったということなのでしょうが、別の面からいえばビジネスチャンスです。
しかし、およそ法律を知らない人に後日の危険性を説明して、今のうちの安全策を取るというのは大変難しいです。

こういうところは弁護士よりも信託銀行のほうがいいのかもしれませんね。

それにしても、危険性をぷんぷん感じるのに相手には伝わらないこのもどかしさ、前にもあったな、こんな感じ。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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