東京地裁、職務発明の発明者の要件に「技術的思想の創作行為に現実的に加担したことが必要」と判示


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以前お伝えしたファイザーの職務発明訴訟の第一審判決が東京地裁でありました。
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過去の職務発明訴訟の例では、対価算定や寄与率をめぐって争うことが多かったのですが、この訴訟では、原告が発明者であるかが争点になりました。

このような争い方は非常に珍しいと思うのですが、高部裁判長は「単なる管理者に過ぎない」として、特許登録時に名前を連ねたりするだけでは足りず、技術的にもっとも大きな貢献をした部下を発明者と認定しました。

これは発明者の定義を改めてしたようなもので、ある意味ものすごい判示です。
多くの人が関係する職務発明だからこその問題でしょうが、発明一般にも広げられそうな考え方です。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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