証券取引法改正、民事責任追及を拡充へ


神田教授も参加されておこなわれた証券取引法の改正案が今国会に提出されます。

目玉は二点で、エンフォースメントにおける民事責任追及制度の拡充と金融機関への証券仲介業の解禁です。
民事責任追及についての記事が載りましたので、引用しておきます。
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日本経済新聞:2004/02/19より引用

個人投資家、株の損失で請求容易に・情報不正開示で

 金融庁は年内にも、上場企業が重要な経営情報を開示しなかったために損害を被った投資家を救済する規定を証券取引法に導入する方針だ。不正開示などで株価が下落した場合の損害を算出する規定を設け、投資家による企業への賠償請求訴訟を容易にする。投資家保護を強化するとともに、企業に迅速で正確な情報開示を促す狙いがある。今国会に提出する証取法改正案に盛り込む。
 
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民事責任追及拡充の目的は、記事では情報開示を促すためとなっていますが、実際のところは、証券行政に当たる人的資源が不足気味で十分な監視ができないために、個人にも役割を少し肩代わりしてもらおうということです。現在のところ証券関係の民事訴訟はほぼすべて民法709条ルートなのでその点からも改正は当然でしょう。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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