夢真ホールディングス、日本技術開発取締役の職務執行停止の仮処分を申請するも取下げ


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民事保全法23条2項にある仮の地位を定める仮処分の規定より、保全の必要性がある場合、仮処分により取締役の職務執行を停止して職務代行者を選任することができます。
夢真と日本技術開発の紛争で、夢真側は25日、日本技術開発が行った株式分割の取締役会決議が無効であるとして、日本技術開発の取締役の職務執行停止の仮処分を申請しましたが、27日に取り下げました。
取下げの理由は、裁判の長期化を懸念してと報道されました。
取締役職務執行停止の仮処分と職務代行者選任は、取締役選任に関して争っていることや解任を求めて争っていることを前提とするので、自らが主張するところの無効な決議をしたからという理由で、保全の必要性が認められるかは微妙です。
結局取り下げてしまったので結論も示されませんでしたが、そのままでは会社に回復不能な損害が生じてしまうことの疎明を要するとする見解が高裁レベルの判決を含めて有力であり、この状況下では認められにくかったのではないかと思われます。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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