アパレル大手のワールド、MBOによるゴーイング・プライベートを実施へ


会社の内部関係者が買収するM&Aの形態をMBO(Management Buy-out)といいます。
会社の内部関係者のうち誰が買収の主体となるかでいくらかのバリエーションがあるのですが、第三者による買収の対になる概念であることは確かです。
アパレル大手のワールドは、高いブランド力をもちかつ資金調達計画もないことから経営陣によるMBOを実施、公開買付を行ったうえで株式を非公開化することになりました。
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背景には昨今のライブドアとニッポン放送の件や夢真と日本技術開発の件があり、株式を公開していると買収のリスクにさらされることの懸念がある模様です。
日本では上場が資金調達の目的よりは、一人前の会社としての証のように捉える傾向があるために意義のない上場もあるとされていますが、こういう退場が起こる以上、それも故なきことではないといえます。
ちなみにアメリカでは、上場していると課されるサーベインズ・オクスレー法の規制にあまりにコストがかかるために非上場にしようかなんて話もありますが、期せずして日米で非上場への風向きが強まる結果になっているのは興味深い偶然ですね。
ただ、日米で問題状況は全く違うのも特徴的です。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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