AMD、日本でもインテルを提訴、東京地裁と東京高裁の二箇所で損害賠償を提訴


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AMDがアメリカでインテルを提訴した件はすでにお伝えしましたが、日本でも30日にインテルに対して損害賠償の訴訟を提起しました。
AMDとインテルの日本法人が当事者となっています。
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アメリカではアメリカの反トラスト法違反を根拠としていますが、日本でのは当然日本の独禁法違反を根拠としています。原因行為は日本のPCメーカーに対するインテルの行為なので同じなのですが、損害賠償の対象を分けることで日米双方で訴訟を起こしたわけです。

日本での訴訟は、日本市場における被害についてのものになります。

日本におけるAMD対インテルの訴訟は、面白いことに東京高裁と東京地裁に二件同時に提訴されました。
東京高裁のほうは、独禁法25条にあるもので審決が確定している場合の損害賠償請求です。インテルは排除勧告を応諾しており、応諾すると勧告審決が出るため、このルートの損害賠償が可能となりました。この25条はあまり使われることはないのでとても珍しいケースです。
特別な損害賠償のため第一審が東京高裁になっています。
東京高裁は特別合議体を設けることになりますし、損害額について公取委に意見を聞くことが義務付けられます。

もう一つは民法709条に基づくもので、排除勧告で認定された以外の行為による損害の賠償を求めるものです。

独禁法のエンフォースメントをおさらいするのにとてもいい事例になりました。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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